前世

7秒抱きしめ合うと絆が深くなるらしい

 

私と君が愛し合ってた時

前世の話をたくさんしたね

 

  前世僕たちはきっと兄妹だったんだよ

  あなたが僕の姉だったら幸せなんだ

 

前世なんてわかるはずないのに

私たちはそれを言葉の表現に使った

 

私は強くなった、強くなったよ、強くなったはず、みんなから頼られるように、それに応えられるように、思想を持って、考えることをやめない、もしやめたら、私は生きる意味がないから、そんな風に思い込んで、強く生きていこうとしている私は、弱くない、そう言えば弱くないと思った、それでも心は幼いままで、溜めて溜めて、何も言えず、誰にもSOSを出さず、黙ったまま、生と死の境界線をふらふらと歩く、情けない、やっぱり私は1人では生きれない、私は生きる支えが確実なものとして欲しいの、人はすぐに変わるから、人はすぐに裏切るから、人はすぐに離れるから、人はすぐに消えてしまうから、だから私は私を支えるための何かを私の中に生み出せば、何かが変わるとも思った、でもそれはただの思想だ、形なき思想、行動に移したなら、きっともうここにはいない、それくらい脆い、ただ抱きしめて欲しい、ただ頭を撫でられたい、私が考え込んでしまって答えを追い求めている時に美味しいご飯を食べに行こうと言ってほしい、甘えたがりなの、本当は、本当が何かわからないけど、きっとその行為は逃避なんだろう、しかし現実とは理想からの逃避であり、理想からの逃避は堕落だ、お前がお前を諦める、それが堕落、もう自分で答えを決めよう、革命が欲しい、私に足りない、刺激が欲しい、私私私私、余裕ない、自分で首を絞める、何か神聖なものを、信仰したい、これは逃避なのだ、私が私でなくなるための、ある種の自殺、一度二度生まれ変わらなければならない、思想を持つ者ならば

 

理解なんて

いらないんだよ

受け入れる

それができたら

きっと私たち前世で

そして今世で

来世はさよならかもよ