観覧車

Mr.Childrenの「抱きしめたい」が

どこからか流れてきた

 

緊張してしどろもどろしながら

牛乳を一気飲みした君を思い出した

 

緊張して喉が渇いて

こうしないと、あなたの隣にいることが

喋ることができなくて

 

その時、君を守ろうと私は思った

愛しい、行動が愛しいと思ったのは

人生で初めてだった

こんな初めてを人生で貰えるなんて、

なんかおかしい

 

なんかおかしい君と

観覧車に乗って

何を話したかな

 

キラキラした街を珍しいと語りながら

君は笑って目を合わせずに一周回って

 

苦手なジェットコースターにも

私となら乗れると強がった

 

まただ、愛おしいって

あの瞬間瞬間が私にとって

青春でキラキラしていた

 

あの頃からか

キラキラしているものが好きになった

そして同時に私もキラキラしていたい

 

君の目から離れないように

見逃さないように

私はどこまでも高くあり続けたいと

 

こんなことをたまたま飲んだ牛乳と

偶然流れてきた音楽に思わされる

 

これもまたフィクションかノンフィクションか

騙されたいなら騙されて

 

私の手の中で