鱈腹

東京に晴れも雨も関係なかった

 

晴れているから

雨が降っているから

そんなこと関係ない

 

関係なしに時間が進んでいる場所だった

 

東京駅はビルでいっぱいだったけど、

それよりも東京駅からまっすぐに広がる道路の先は

空がひらけていて、ビル1つなかったことに

感動した

ここは非日常が続いているから

ちょっとした日常を幸せに感じさせてくれる

すこし嬉しく感じた

みんなは感じているのかな

もしかしたら私だけかもしれない

都会を独占しているようで、にやけるね

 

あなたと一緒だったら、どこへ行っていたのかな

そこの君は退屈な彼女をどこへ連れていく?

ああだこうだと携帯を見合って、少し喧嘩して、決まったあの場所は

今でも人がいっぱい

あなたがいてもいなくても変わらないような場所

それはあなたにとっても同じなの

でもね、あの時見た景色はもう2度とない

センチメンタルな思い出がささくれみたいに

気になるの

 

目まぐるしく移動する中で

私の現実はどれかわからなくなって

1人になりたいわけじゃない

暇を作りたいわけじゃない

大事な人たちとハグしたい

そうしたら、きっと時間がまた流れる

根拠なんていらない

目の前にある情熱と愛情をぜんしんで感じたいよ