ビューティフル
美しさ、
それは瞼を閉じた時に感じるあの光。
みんなが口ずさむあの歌。
もう会えなくなってしまった記憶。
見ることができないあの人。
手からこぼれ落ちそうな
もう落ちてしまっている
そんな何かを掬い上げて透かして
あなたの美しさを感じたい。
僕らはいつも水面下に動いている。
話して触れて、真実なんて本当はどこにも無くて。
どこにもないから本当なんだと。
真実を探り合って、あなたを見失うよりも
あなたを手離したくないと縋って泣いているほうが真実なのではないのかと考える。
真実って、きっと自分を失いかけた先に
見えてくる何かでしかなくて、
その真実に意味を付けるのが君。
面倒くさいの裏側を常に考えてしまう私を
「また考えてるの?」と
優しく頬をつねって、微笑んでほしい。
それが私の望むもの。