暑中見舞い

「採血しましょう」

 

健康を維持するためにすること

慣れた口調で、「ノンアルコールで」と返す

針がまだ怖いなんて、子どもね

 

君に心配をかけたくないのに、

血を採るってだけで心配させてしまう。

 

ああ、いつの日かあなたに言われたよ。

「君には健康で幸せになってほしい」って。

あなたは幸せにするよと誓ったけど、

あなたによって健康が崩れたこと。

 

私はその日から、自分の体は自分だけで作られていないことを知る。

誰の体かわからない体。

だけど、痛むのはわたし。

 

心と身体は一緒なのに別々。

複雑な身体に複雑な心。

 

人生が複雑なのも、これでわかる。

 

生きるって大変。

それに気づかずに生きてるあなたは、

しあわせ そのものでしょう?

 

次に、ここで会える日は

夏が去ったあとかしら。

 

 

時節柄、ご自愛くださいませ

囁き、叫ぶ

今日は愛する亡き母の誕生日。

 

この記事を読むか読まないかはあなたにお任せします。

お涙頂戴?

そんなんじゃないわ、これはラブレター。

つまりは、愛。

私の「愛」の言の葉を綴る。それだけ。

 

 

 

ママ、大好きなママ

 

何時頃からか、恥ずかしくて「ママ」と呼ばなくなった

その代わりに「MA」、とママの頭文字で呼んでいた私たち兄弟

そしてそこから、「えむえこちゃん」と呼ぶようになった

兄のことは「ぽん」、私のことは「ぴょん」

 

訳の分からない親子

 

大好きだった

なのに私の記憶にあるママは病気になったママ

 

それまでママが居なくなるなんて思いもしなかった

私が20歳になったら、今まで出来なかったお誕生日のお祝いも豪勢にするって約束してたのに

 

闘病中のママとベッドで抱きしめ合う

歯をくいしばっても涙する私

涙が止まらないママ

この瞬間が辛くも、一生続いて欲しかった

 

ママ

あなたは私の中で生きてるよ

遠いアラブにいること知ってるよ

ずっと叫んでるよ、大好きって

ずっと囁いてるよ、愛してるよって

 

あなたが生まれた日

 

それはあなたへの愛を大いに叫ぶ日

 

生まれてきてくれてありがとう

私のママでいてくれてありがとう

 

どんなに他の人から批判されても

あなただけは味方でいてくれて

あなただけは私の心を知ってくれた

 

母 それは好き嫌い分かれる存在

 

ママ

いつも笑わせてくれた人

いつも抱きしめてくれた人

いつも肩を揉んでくれた人

いつもじゃれあってくれた人

 

 

天に届くかしら、この思い

 

お誕生日おめでとう

愛してるよ、今日も

おいでよ

その子のことは私が誰よりも知ってると思っている

 

なんで君を泣かせるようなそんな男が好きなの

本当は好きじゃないって知ってるよ

なのになんで君は、君を知っている私の言葉よりそんな男との未来を選ぶの

 

かなしいよ

私はそれがすごく悲しかった

この気持ちはヤキモチじゃないんだよ

敗北感劣等感、私が届かないところに君はいた

 

どうしても君の笑顔がみたいから

もう泣かないで欲しいから

君に言葉をかけてもきっと嫌われるのかもしれないな

 

それでも私は大人になれないから

君を放ってはおけない

 

君はいつになったら自分に嘘つかなくなるの

 

私は嘘のない君の方が何倍も好きだよ

 

キラキラした夏を一緒に駆け抜けたいな

ノック

皆んな皆んな裏切って、成長する。

 

私は何のために何がしたくて生きているのか。

何を犠牲にしたくないのか、目の前の人生か、それとも今後の人生か。

 

もしかしたら、自己犠牲ではないかもしれない。

 

ああ、君も分かるだろ。

 

どうでもいいんだよ、金なんか。

もうどうでもいいんだよ、今は。

 

そう、今は。

 

でも今より輝く言葉ないに違いない。

 

20歳になって、やっと未成年から解放されて

学生生活を送っている今が

輝いていないでどうするんだよ。

 

どうしようもないのかもね。

 

もっと、もっと、遠くに行きたい。

帰る場所なんて心の何処かにあればいいよ。

気味の悪い家にはもう帰らないでいよう。

 

私の帰る場所は、私がノックをするんだよ。

 

もうどこにもいっちゃだめだよ。

消えちゃダメだよ、わたし。

開花宣言

桜が咲いた、満開だ

 

満開という言葉を聞くと

「散る」という言葉が浮かぶ

 

やだよ

散らないで

もっと見たい

綺麗なままでいて

そこからいなくならないで

 

桜って生命力の象徴だと思うの

毎日毎日 毎年毎年 姿を変えて

春になったらお化粧して

「こんなにも綺麗な私を放っておくの?」って

言われてるようで、少しゾクッとさせられる

 

「放っておくわけないじゃないか」と

語りかけようじゃないか

暑くて、蝉たちがうるさい夏をよく耐えたねと

寒い寒い冬を君はよく耐えたねと

私は語りかけようじゃないか

 

君がそんなに綺麗で儚く散ってしまうのなら

 

私は何度も語りかけるよ

 

だってまた春に花を咲かせるために

君は孤独になってしまうのだからね

 

そして君にとって「春」は君の全てじゃない

「春」は君の魅力が放たれる季節であっただけさ

 

まだ春は始まったばかりじゃないか

散らないでくれよ

 

肌色

病気にかかると世界が狭くなる

大切な人の優しさに触れると

世界は瞬く間に明るくなる

 

私には大切な恋人も友達もいる

会うと必ず笑う

会うと必ずふざける

会うと必ず腕を組む

会うと必ず感謝する

 

早く会いたい、あなたにきみに

自分で世界を押し広げたい

 

3月、就職活動解禁

どれだけの若者が傷つき、自己否定するのか

社会の言葉は棘だ、槍だ

だから私たちは、

モビルスーツを着て「誰にも負けない」と

コックピットに自分を乗せて闘う

 

彼ら彼女らは自分で世界を押し広げる

 

 

そんな季節になった、3月

 

春夏秋冬

人の心に春夏秋冬はない。

 

私たちはいつも周りのものに与えられて

それを得て

春夏秋冬を感じている。

 

自然は春夏秋冬を表現していて

太陽も昔理科で習ったように日の角度で

春夏秋冬を表現していて

洋服も春夏秋冬に応じて変わっている

 

だからこそ、季節は儚い。

 

そして

人はそれを感じ取っているだけであって

人の心は月日が経っても

大して変わることはない、本来は。

 

だがしかし、そんなのはつまらないのだ。

 

人には季節だけじゃなく、仕事や娯楽など

小さい世界で揉まれている。

だからおもしろいのだよ。

 

人が生きるということは、不思議な現象。

 

私が今好きな音楽を聴きながら

「太陽が左から差してきて

右に雲が大きく浮かんでいる。

この木は少し前まで赤みがかってたのに、

今は枯れている。」

なんて思ってることすらも刹那のことで、

数分経てば、なんてことない日々なのだ。

 

何が言いたいかなんてたいしてない。

ただのメモだよ。

 

でも一つだけ言える

私は季節が変わっても、

私であることに変わりはないのだ。

 

さて、このへんで。